伝染性貧血がドイツ国内で発症したため、凱旋門賞を回避したデインドリーム(牝4歳、独シールゲン厩舎)は、来年も現役を続行、春に2戦して繁殖入りする予定であることが分かった。 25日、共同所有する吉田照哉氏が明らかにした。
同馬は、検疫の規則上、年内、ドイツ国内からの移動が禁止されているが、来年1月初旬の再検査で陰性になれば、移動が可能になる。
その場合、繁殖シーズンまで3か月ほど期間があることから、関係者は引退ではなく、現役を続ける道を選択した。
2月に仏シャンティイ競馬場で1度使い、ドバイ・シーマクラシック(芝2400メートル)に参戦したのちに繁殖入り。初年度の種付け相手は、デビュー14連勝で引退したフランケルが予定されている。 吉田氏は「このまま引退する選択肢もあったが、移動できるようになれば、種付けは4月中旬だし、ドバイで使おうということになった。調教は、うまくいっており、休んでいるから、いい状態のようです」と話した。
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